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【技術ブログ vol.4】2025年最新版 | EC-CUBEとは?初心者にもわかる仕組み・特徴・他サービスとの違い

「EC-CUBE(イーシーキューブ)」という言葉を聞いたことはありますか?

EC-CUBEとは日本でTOPクラスに有名なネットショップの構築システムです。

この記事では、全国に4社しかない「EC-CUBEプラチナパートナー」であるTOEBISU(トエビス)が、初心者の方にもわかりやすく「EC-CUBEとは?」を解説します。

これからECサイトを作りたい方、その際にEC-CUBEの活用を検討されている方はぜひ最後まで読んで参考にしてみてみてください。

EC-CUBEとは?

EC-CUBE(イーシーキューブ)とは、日本発の「オープンソース型」ネットショップ構築システムです。

「オープンソース」とは、システムの設計図(ソースコード)が公開されており、自由に使ったり、変更したりできる仕組みのこと。

つまり、EC-CUBEのパッケージを使いECサイトを制作しながらそのECサイトの中身を自社の要望に合わせてオーダーメイドでカスタマイズできるのが最大の特徴です。

その分、STORES(ストアーズ)やBASEなどの無料ECサイトシステムよりもサイト内の自由度は高いですが構築に専門的な知識が必要になります。

トエビス株式会社は、EC-CUBEインテグレートパートナーである149社のうち、全国でわずか5社しかないEC-CUBEプラチナパートナーとして公式に認定されています。(2025.10月時点)

最新バージョン(EC-CUBE4系)への対応はもちろん、サイト制作後のサーバー管理や保守まで含めて安心してお任せいただけます。

「EC-CUBEでサイト構築をご検討している」「EC-CUBEでサイトを作りたいけど、どこに頼めばいいか分からない…」そんな方は、まずトエビスにご相談ください。

EC-CUBEで何ができる?どんな特徴がある?

EC-CUBEは、上述の通り、「自由に作れるネットショップ」です。

無料で始められるのに、できることは本格的なECサイトと同じレベルで、主に以下のような機能が利用できます。

主な機能

  • ・商品登録・在庫管理
  • ・顧客管理・会員機能
  • ・ポイント・クーポン・メール配信
  • ・受注管理・納品書発行
  • ・決済・配送・レビュー機能

このように、ショップ運営に必要な機能はすべてそろっており、もちろんデザインも自由。

「テンプレートから選ぶ」のではなく、「自社のブランドに合わせたデザインを1から作る」ことができるのもEC-CUBEの強みです。

他のECサービスとの比較(Shopify・BASEなど)

ネットショップを作るときによく比較されるのが、「EC-CUBE」「Shopify」「BASE」の3つです。

この3つを分かりやすく比較してみました。

比較項目EC-CUBEShopifyBASE
初期費用無料(サーバー代のみ)月額課金無料
カスタマイズの自由度◎ 自由自在△ 制限あり× ほぼ不可
デザイン自由に構築可能テンプレート中心テンプレート中心
運用の手軽さ△ 少し知識が必要◎ とても簡単◎ とても簡単
国内仕様への対応◎ 強い(軽減税率・代引き等)△ 海外仕様中心○ 国内向け

簡単にまとめると:

  • ・手軽さ重視なら「Shopify」や「BASE」
  • ・自社仕様・独自デザインを作りたいなら「EC-CUBE」

トエビスは、EC-CUBEとShopifyのどちらでもECサイトの製作が可能です。
「どちらが自社に向いているかわからない」という方も、まずは1度トエビスにご相談ください。


EC-CUBEのメリット・デメリット

上記のような特徴を持ったEC-CUBEですが、以下のようなメリット・デメリットがございます。

ぜひ、サイト制作時にこれらの点も踏まえつつ検討してみてください。

メリット

  • 自由にカスタマイズできる
    → デザインも機能も思い通りに変更可能
     プラグインを購入して追加すれば、機能も拡張可能
  • データを自社で管理できる
    → 顧客情報や販売データがすべて自社の資産に
  • 日本の商習慣に対応
    → 請求書、代引き、軽減税率などにも強い

デメリット

  • ・サーバーやアップデートの管理が必要
  • ・セキュリティ対策を自分で行う必要がある
  • ・専門的な知識が求められる

そのため、EC-CUBEは以下のようなお客様にお勧めいたします。

  • ・既存サービスでは機能が足りないと感じている方
  • ・ブランドイメージを重視したオリジナルデザインを作りたい方
  • ・会員制・ポイント制など独自の仕組みを導入したい方
  • ・長期的に自社サイトを育てたい方

特に、BtoB取引やリピーターを重視するビジネスにはEC-CUBEが最適です。

EC-CUBEの料金・費用感

EC-CUBEは無料で使えますが、運用にはいくつかの費用がかかります。

  • ・サーバー/ドメイン費用
  • ・サイト構築費用(制作会社依頼)
  • ・保守・運用サポート費用
  • ・機能追加・プラグイン

規模や機能によって費用は大きく変わりますので、制作前にまずは1度、サイト制作会社に相談されることをお勧めいたします。

EC-CUBEの脆弱性

EC-CUBEは自由度が高い反面、自分で作るとセキュリティリスクを見落としがちです。

たとえば、古いバージョンを使い続けたり、設定を誤ると実際に以下のようなリスクがあります。

・個人情報の漏洩
・お客様のクレジットカードの情報の窃取
・サイトの中身の改ざん

過去には、古いバージョンを使い続けたサイトでクレジットカード情報が漏えいした事例も報告されています。

EC-CUBEは脆弱性に対応するために頻繁にアップデートが出ていますので、そのアップデートのたびにしっかりとそれに対応することで上記のリスクなく、安全に使える仕組みになっています。

大切なのは、「専門知識を持った制作会社が保守を行うこと」です。

トエビスでは、

  • ・定期アップデート対応
  • ・サーバー監視・バックアップ
  • ・保守対応
    を行っています。

「自分で作ったサイトが安全か不安…」という方は、まずはお気軽にご相談ください。

EC-CUBE導入事例

トエビスでは、以下のようなEC-CUBEの制作事例があります。

オリーヴの森 様>

ターゲット年齢層に合わせて、直感的でシンプルかつ洗練されたデザインに。EC-CUBE2系からの膨大なデータ移行にも対応し、運用の継続性を確保。定期購入・LP内決済処理・同時購入割引・メール配信サービスとの連携など、購買につながるような様々なシステムを取り入れています。

・データ移行: EC-CUBE2系から商品・会員・受注・口コミデータを完全移行し、運用継続性を確保
・送料設定: カート合計金額に基づく3段階の送料設定と、クール便用の別途固定送料を実装
・アップセル機能: 注文ページとLPでの商品アップセルを促進
・プレゼント・割引キャンペーン: 合計金額や商品数に応じたプレゼント選択、同時購入割引機能を追加
・基幹システム連携: 出荷済みデータ・定期受注データ・会員データの基幹システムとの連携を強化
・レビュー統合: マスター商品と派生商品のレビューを統合し、レビュー活用を最大化

株式会社ベストワンドットコム ベストワンバスツアー 様>
ベストワン国内ツアー様は、ツアー旅行を取り扱うオンラインショップです。ツアーや宿泊などのデータを日次で外部サイトから取り込み、リアルタイムで表示する機能を実装しました。

・外部システム連携: 外部サイトから取り込んだフライト・ツアー・ホテル・レンタカー情報を検索結果にリアルタイムで表示。
・独自テーブル構造: EC-CUBEの標準商品テーブルを使用せず、注文情報に外部データを保存するためにテーブル構造を再構築し、効率的なデータ処理を実現。

株式会社RITA 様>
美容サロン様向けの商材を取り扱うオンラインショップ。スマートフォンユーザーに配慮し、商品検索やカテゴリへのアクセスを最適化しました。
EC-CUBEの商品規格(SKU)を2次元から3次元に拡張し、複数規格の商品をまとめてカートに入れる機能を実現しました。

・商品規格拡張: エクステは商品規格を カール・太さ・長さ の3次元で構築し、2規格でも3規格でもまとめてカートインできるようマトリクスで表示
・外部システム連携: 既存の業務フローに合わせた外部システムとの連携を実現し、運用効率を向上
・商品ごとの「口コミ」「レビュー」投稿機能

アパレルキング 様>

入稿機能のカスタマイズで、サイト上で簡単にデザイン入稿までを完結。商品ページではシンプルなレイアウトと導線設計を意識することで、ユーザーがページを離脱しないようなデザインに。注文数・印刷方式に応じて自動的に価格が変動するようなカスタマイズや、製造キャパシティを考慮した最短発送日の自動計算システムなど高度な開発を多数取り入れています。

・商品カスタマイズ:販売価格を注文数量に応じて変動させる柔軟な価格設定を実現。商品ごとに印刷箇所の注文可否を詳細に設定可能
・注文カスタマイズ:印刷方式ごとに料金を最適計算
・入稿システムの高度な連携
・データベース構造を改良:注文デザインをリレーションに追加(注文 – 注文デザイン – 注文明細)。
・印刷箇所ごとに入稿デザインを保持。印刷方法に基づく製造会社への受注の自動振り分けを実現。
・再注文時には入稿データのアップロードやシミュレーションを省略可能
・製造キャパシティを考慮した最短発送日の自動計算
・管理画面の受注管理でも自動計算した出荷日をカレンダー形式で選択可能
・製造会社専用の管理画面:自社宛ての受注のみを確認、発注用の指示書を出力する機能付き
・商蔵連携用CSV出力機能を開発し、送料・手数料の消費税割戻し計算も対応

<株式会社プラチナ ブランドシティ 様>
人気ブランド品のレンタルを取り扱うオンラインショップ。レンタル機能や身分証明書機能など、特殊な要件に対応しました。

・データ移行: EC-CUBE 3.0系から商品・会員・受注データを拡張項目含めて移行
・レンタル機能: 商品詳細ページにレンタルカレンダーを実装。予約開始日やクリーニング期間、遠方配送などに基づき、選択可能な日付を表示制御。レンタル料金はリアルタイムで計算され、延長再決済機能も提供
・身分証明書機能: マイページで身分証明書をアップロードし、管理画面で提出ステータスを表示・確認できる機能を実装。・受注管理機能: 受注一覧に加え、対応状況管理ページを新規作成し、対応状況ごとに受注を表示・編集。ブラックリスト会員で絞り込みも可能

EC-CUBEでECサイトを制作する際はぜひトエビスにご相談ください。

まとめ:自由度と安心を両立するなら、EC-CUBE × トエビス

EC-CUBEは、「自社仕様のECサイトを作りたい」「ブランドの世界観を表現したい」という企業にぴったりのシステムです。

ただし、自由に作れる分、運用やセキュリティには専門知識が必要です。トエビスなら、構築から保守・サイト運用まですべてお任せいただけます。

また、Shopifyなどのクラウド型サービスにも対応しているため、お客様の状況に最も合った構築方法をご提案可能です。

ECサイト制作をご検討中の方は、まずは1度、ご相談ください。

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